豊橋市公会堂などを舞台に撮影された映画「Vintage Violence(ビンテージ・バイオレンス)」が、今年~来年に世界各地の劇場で公開される。ウクライナ出身のユージーン・コトリャレンコ監督が手掛け、米国のプロダクション「Spacemaker Productions」と「MAM FILM」の共同製作作品。同市出身の大木宏斗プロデューサーは「いつか故郷の豊橋で撮影してみたかった」と語る。
全編日本を舞台に制作するアクションコメディーで、希少なビンテージジーンズを巡り、産地の岡山県を目指す道中を描いた物語。水原希子さんらが出演する。撮影は昨年12月中旬、市公会堂を中心に行われた。在日米国大使館に見立てられた公会堂3階の東応接室には、星条旗や大統領の肖像画が掲げられ、重厚な公館へと姿を変えた。日米のキャストやスタッフ約50人が集結した現場は、「アクション」と本番を告げる合図とともに緊張感に包まれた。
大木プロデューサーが共通の知人を介してコトリャレンコ監督と知り合ったことが縁で、市内での撮影をするのは今作で2回目。昨年8月の下見を経て、市公会堂や松葉公園などがロケ地に選ばれた。ロケ地となった公会堂についてコトリャレンコ監督は「19世紀の米国の建築をモデルにしたようなユニークな構造。一目見た瞬間にここしかないと感じた」と語る。
大きな見どころの一つが激しいアクションだ。大木プロデューサーによると、オートバイでアクションシーンが撮れる場所の確保に難航していた際、難しい要望をかなえてくれると評判だった「一般社団法人とよはしフィルムコミッション(FC)」に相談した。「一緒に考えてやってみましょう」と快諾を得たという。大木プロデューサーは「米国より日本は制約が多く、少し派手なアクションに積極的に協力してくれる場所はなかなかない」と感謝し、コトリャレンコ監督は「日本の魅力的なロケーションが、国際的に知られていない日本人俳優の才能を引き出している」と自信をのぞかせた。大木プロデューサーは「監督は日本人スタッフに感銘を受けていた。日米スタッフの信頼、協力体制が気づけたからこそ撮れたシーンをぜひ楽しみにしていただきたいです」と呼び掛けた。
同FCの藤沢英樹事務局長は「豊橋がロケの聖地として定着するよう今後も頑張ります」と話している。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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