豊橋商工会議所の神野吾郎会頭は11日の定例記者会見で、豊橋市の次期市長選(11月10日投開票)について、官民連携による施策の展開がまちづくの鍵を握ると述べた。浅井由崇市長の4年間について「後半は市政運営や政策立案などが有機的に働くようになった」と評価した。
市長選の展望について神野会頭は、魅力あるまちづくりへ向けて戦略的に施策に取り組むべきだと望んだ。その上で「地域経済と直結し、影響を与える政策も多い。新たなまちの課題解決にも官民挙げての連携で取り組むことが欠かせない。商議所会員にもこれらを踏まえ、健全な政治参画を呼び掛けている」と説明した。
再選を目指す浅井市政の1期目については「新型コロナウイルス禍が厳しくなる中での船出だった。近隣中核市の中でも豊橋市は感染率はもっとも低く、医師会や市民病院との連携を取れていた」と評価した。
任期前半での運営について「トップ交代によるカルチャーや運営手法の大きな変化もあり、適合までに時間が必要だったと思う」とした。商議所との関係でも「要望活動でも就任当初より課題への共通認識ができあがってきた」と評価した。
次期市長には「子育てや教育をはじめ働く人のための政策が産業振興にどうつながるかが重要になる」と期待した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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