愛大豊橋の学生がオンラインで国際交流

2022/01/29 00:02(公開)
オンラインで交流する愛知大学の学生=豊橋キャンパスで
オンラインで交流する愛知大学の学生=豊橋キャンパスで
 県は28日、愛知大学豊橋キャンパスの国際交流ピアサポートチーム「TSUNAGARU」の7人と、ムスリムの大学生4人によるオンライン交流会を開いた。
 県は2026年に開催する第20回アジア競技大会を活用した「地域活性化ビジョン」を進めており、その一環。「身近なところから考えよう!明日からできるムスリムの対応ポイント」をテーマに、日本の生活や宗教上、大変だったことなどをイスラム教徒の学生から聞いた。「名古屋モスク」に集まる中学生以上の子どもたちの交流場のメンバー。
 ムスリムの学生からは「日本では多くの店で魚料理が食べれられるため、肉を食べられなくても困らない。友人と一緒に食事をする時も戒律を説明すれば受け入れてくれる」という声が出た。食べてよいものを示した「ハラール」は複雑なため「一緒に食事する機会があったら、何が入っているのか教えてほしい」という希望もあった。
 休日の過ごし方は映画やアニメなど、それぞれの趣味を楽しんでいるとして「1日5回礼拝をすること、食べられないものがある以外には、皆さんと同じ。壁を作らず普通に接して」と述べた。
 「TSUNAGARU」は愛大でも増加傾向にある留学生を学生目線で支援するため、昨年11月に発足。文学部1年の船見和希さんは「最初に抱いていたイメージと違った。お互いに知ることが大事だ。イスラム圏の国に行きたくなった」などと語った。
 意見交換の内容はアジア大会開催時にムスリム受け入れの参考になるという。
【岸侑輝】
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