豊橋で「スロータウン映画祭」開幕

2022/01/31 00:02(公開)
撮影タイムでファンサービスする役所広司さん=いずれもプラットで
役所広司さんのトークショー 

 「第20回とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)が30日、豊橋市西小田原町の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で始まった。開幕を記念して俳優の役所広司さんのトークショーがあった。645人が主演作と語りを楽しんだ。
 この日はトークに先駆けて「Shall we ダンス?」のほか、未公開作品「峠 最後の侍」を先行上映した。トークは「現代映画界を彩る名優のこれまでとコレカラト」と題し、俳優人生と出演作品のエピソードなどを振り返った。
 「Shall we ダンス?」は海外の評価も高く、役所さんは「イタリアの小さな町で女性から『Shall we dance?』と声を掛けられるほど浸透していると実感した」と語った。
 武士やサラリーマンなど幅広い役を演じることについて「飽き性なので違った役に挑む方が新鮮味がある。役のイメージが固定しないよう工夫もする」と明かした。
 期間中の上映作「わが母の記」で共演した樹木希林さんの役作りについて「入れ歯を外して撮影に臨んだとき、どんなメークなのかと驚いた。若い頃から老け役を演じて立ち位置をよくわかっていた」などと俳優魂をたたえた。
 新型コロナウイルス禍の制約下での活動に「映画ファンや地方の映画祭に支えられた。スロータウン映画祭も孫子の代まで続けてほしい」とエールを送った。トーク後はファンサービスで、一時的にマスクを外して撮影タイムを作った。
 映画祭は27日までの土日曜に開く。メインの「スロータウンシネマ」は5日から3週にわたり、名作や話題作など18作品を上映。作品や制作者にちなんだ関連イベントも開く。
【加藤広宣】
主演作や共演者のエピソードを語る役所さん
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