新城の農産物を関東へ 高速バス「貨客混載」実証運行

2022/02/19 00:02(公開)
自らトランクに載せた中田さん=道の駅「もっくる新城」で
自らトランクに載せた中田さん=道の駅「もっくる新城」で
 新城市八束穂の道の駅「もっくる新城」に停車するジェイアール(JR)バス関東の高速バスを利用した「貨客混載事業」の実証運行が18日にあった。千葉県浦安市のスーパーで19日に始まるイベントに出品する新城産の農産物をトランクに載せた。生産者や市の関係者は今後の販路拡大に期待する。
 もっくる新城には昨年10月28日にバス停ができ、東京と大阪に直接つながった。市と同社は同4月28日に包括連携協定を結んだ。車両の空きスペースを利用して新城産の特産物を運搬する貨客混載事業を展開する項目が含まれている。
 今回は東京の仲介事業者「アップクオリティ」が新城市門谷で生産される「鳳来松きのこ」と「鳳来きくらげ」を買い取り、バスで運搬した。千葉県浦安市のスーパー「ヤオコー新浦安店」で19~20日に開催される販売イベントに各45パックを出品する。
 出荷した中田靖人さん(64)は、もっくる新城のほか農協直売所へ出品する。市のふるさと納税の返礼品として発送を続けている。「浦安はかつて働いていた場所。首都圏の人たちに味わってもらえれば」と話した。
 JRバス関東新城支店の田中圭一支店長によると、バス停開通以降は東京から新城まで荷物を運んだことがあり、「新城からの東京便は1日5便ある。新城の名産品を関東の人たちに知ってもらう機会を増やしたい」と語った。
 今後、関西を含め、貨客混載での販路拡大に興味のある事業者の募集する。
【安藤聡】
出品した「鳳来松きのこ」と「鳳来きくらげ」
出品した「鳳来松きのこ」と「鳳来きくらげ」
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