懐かしい昭和の映画ポスター並ぶ 蒲郡市博物館で企画展

2022/02/28 00:00(公開)
展示するポスターを見つめる来場者=蒲郡市博物館で
 蒲郡市博物館は、昭和の映画ポスター170点を使った企画展「あの時代を思い出す- なつかしの映画ポスター展」を開いている。3月21日まで。
 市内にはかつて、三谷町から西浦町までに9軒の映画館があった。テレビが普及する前で、多くが映画を見て楽しんだ。
 一方、テレビの普及と娯楽の多様化で、市内の映画館はしだいに姿を消していった。最後まで残っていた港町の「蒲映」が2000年に閉館し、市内の映画館はなくなった。
 市博物館は昨年、蒲映を経営していた人から、館内に掲示した映画ポスターを譲り受けた。多くの市民に市内に映画館があったことを知ってほしいと開催した。豊川市在住の映画愛好家が協力し、所有する1955~65年代のポスターと博物館が譲り受けた85年代のポスターを展示した。
 先ごろ亡くなった石原慎太郎氏の短編小説が原作で弟の裕二郎氏が出演し56年に公開された「太陽の季節」のポスターなどが並ぶ。蒲郡の映画館の写真や紹介パネルも用意した。
 市博物館学芸員の平野仁也さんは「昭和に流行した文化を感じ、今との違いを比べてみてください」と話した。
【林大二朗】
蒲郡に存在した映画館の資料写真
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