12年ぶり薬師瑠璃光如来像を御開帳

2022/03/28 00:00(公開)
本尊に新型コロナウイルスの終息を祈る参拝客=医王寺で
本尊に新型コロナウイルスの終息を祈る参拝客=医王寺で
 田原市小中山町の「医王寺」で27日、本尊の薬師瑠璃光如来像(やくしるりこうにょらいぞう)が開帳された。
 12年に一度、寅年に開帳している。飛鳥から奈良時代の僧侶、行基が手掛けた本尊は732年に安置、1532年に同寺が開山しまつられた。「お薬師さま」などと地域で長く親しまれているという。
 本堂で開かれた祈祷会では役員や総代、世話人など地域を代表して20人が焼香をあげて疫病退散、病気平癒、身体健全を祈った。各家庭に薬師如来の姿が入った金色のお守りカードや御札などの記念品を配った。記念品の申し込みは500件以上あったという。
 この日は午後5時まで、市内を中心に東三河から参拝客が訪れた。
【岸侑輝】
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