嵩山小150周年記念誌を発刊

2022/04/10 00:00(公開)
記念誌やクリアファイルを持つ中山さん㊧と後藤さん=東愛知新聞社で
記念誌やクリアファイルを持つ中山さん㊧と後藤さん=東愛知新聞社で
 豊橋市嵩山校区自治会は、市立嵩山小学校創立150周年記念誌「わたしたちのまち すせ」(A4判、88㌻)を発刊した。小学校の歴史や卒業生の思い出、校区の自然、産業などを紹介する。
 同校は明治政府が「学制」を発布したのを受け、1873年に「第9中学区第39番小学嵩山学校」として創立した。場所は寺子屋のあった正宗寺内の陽徳院で教員3人、児童43人でスタートした。
 大正時代に入ると運動会、学芸会を定期開催し、村中の多くの人たちが来場した。修学旅行もあり、伊勢や京都、奈良に出かけた記録が残る。平成に入り2007年からは「特認校制度」に指定され、校区外に住む児童の越境入学が可能になった。今年150周年を迎えた。
 記念誌では、学校の歴史ほか、児童による米作り、ホタルの繁殖活動など、学校の特色を伝える。戦前、戦後、平成の卒業生8人が思い出を寄せた。うち1943年卒の中山英次郎さんは村から戦地へ出征する兵隊さんを見送る「兵隊送り」について、76年卒の高橋淑さんは体育館やプールができたことを書いた。このほか嵩山の産業、自然、文化などを写真をふんだんに使って紹介する。
 校区自治会長の中山昌訓さんは「小学校や校区のことがよく分かる素晴らしい記念誌ができました。小学生が見ても分かりやすい内容にしました」と話す。
 800部作成。併せて記念クリアファイル、学校の年表も作った。問い合わせは編さん委員長の後藤清司さん(0532・88・0492)へ。
【竹下貴信】
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