豊川市内火災発生が例年を大きく上回る

2022/05/18 00:00(公開)
 豊川市消防本部は、市内で今年に入り、例年を大きく上回る火災が発生していると発表した。最近5年間平均の1・5倍になっており、防火対策を呼びかけている。
 消防本部によると、2017~21年の1~5月末の平均火災発生件数は18・4件だった。しかし今年は13日現在ですでに27件に達している。昨年1年間で30件だったため、それに迫る勢いだ。死者は1人出ている。
 今年は1月に9件の火災が発生。2月は3件だったが3月に再び9件の火事が起きた。
 種別では、建物火災が11件。これは昨年、一昨年の年間の数値と同じ。その他火災は12件で昨年(10件)を上回った。
 火災の原因は、たばこの不始末(4件)、たき火と「電灯電話配線・配線器具」が3件、その他が5件、調査中が7件。火気の取り扱いに注意を払うことで、防ぐことができた火災が多くあるとしている。
 消防本部は「今一度、『火の元から離れない』『燃えやすいものは火の気から遠ざける』など、基本的な防火対策を徹底し、火の取り扱いには十分注意を」と呼びかけている。
【山田一晶】
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