補修進む豊橋ハリストス正教会一般公開

2022/05/22 00:00(公開)
足場を組んで修復中の聖堂=豊橋ハリストス正教会で
足場を組んで修復中の聖堂=豊橋ハリストス正教会で
 2020年から大規模な保存修理事業が進む国の重要文化財「豊橋ハリストス正教会」(豊橋市八町通2)が21日、一般に公開された。担当者から作業の様子や解体によって明らかになった事実などが説明された。
 改修が進むのは「聖使徒福音者馬太聖堂」。1913年に着工、同年に完成した。設計監督は南知多町出身でハリストス正教会副補祭だった河村伊蔵。河村は松山市や大阪府吹田市のハリストス教会聖堂も設計しており、その経験を生かした集大成が豊橋聖堂になるという。
 木造のビザンチン様式で182平方㍍の平屋建て。玄関の上にはシンボルともいえる3層八角形の鐘楼が立つ。鐘は戦時中の金属供出でなくなったが、現在は小ぶりなものが設置されている。
 1945年の三河地震にも耐えたが、老朽化が進み、2018年の台風24号で屋根の銅板の一部が落下したほか、しっくい壁にひび割れができるなどしていた。国と県、豊橋市が補助し、総事業費1億6700万円をかけて改修する。
 この日は、午前と午後の計4回、見学会があり、計約80人が参加した。重要文化財指定のために教会を研究した名古屋大学の西澤泰彦教授が木造でドームのように見える天井を造りあげた技術を紹介。施工を監理する「文化財建造物保存技術協会」の職員らが見学者を引率し、聖堂の中や銅ぶきの屋根がはがされ、木がむきだしになっている状況を間近で説明した。
【山田一晶】
玄関上部の鐘塔部分
玄関上部の鐘塔部分
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