田原の児童が菜種の刈り取り体験

2022/06/09 00:00(公開)
菜種を刈り取る児童=田原市谷熊町で
菜種を刈り取る児童=田原市谷熊町で
 田原市立田原東部小学校と六連小学校の3年生児童が3日、同市谷熊町の遊休農地で、菜の花の菜種の刈り取りなどを体験した。計59人が参加し、菜種油ができるまでを学んだ。
 2008年から田原東部小がNPO法人「田原菜の花エコネットワーク」と協力して取り組んでいる。葉の花の栽培や菜種油の加工、廃食品油のリサイクルなどを通じて資源循環や環境と食、農業の関わりについて学ぶ。今回、六連小が初めて参加した。
 鎌の扱い方を教えてもらい、菜種刈りに挑戦。約200平方㍍の菜の花畑に入り、刈り取った。。上手にできた児童は「思ったよりうまくできた」とよろこんだ。
 小さな菜種搾り機の前で、菜種を潰して油を取る様子を見学。健康に悪いとされるオレイン酸を含まないナナシキブという品種の種を搾る。黄色く濁った油が流れてくると、児童は「あんな小さい粒から油が出てくるとは思わなかった」と驚いたように話した。
【岸侑輝】
搾り機の様子を見守る児童
搾り機の様子を見守る児童
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