豊橋の表浜で今年初のアカウミガメ産卵

2022/06/18 00:00(公開)
今年初めて確認したアカウミガメの産卵巣=東細谷町の表浜海岸で
 豊橋市は16日、東細谷町の表浜海岸で今年初のアカウミガメの産卵を確認した。昨年とほぼ同じだが、ここ数年と比べると約3週間遅れという。市は10月頃までの上陸産卵期間は夜間の海岸利用の自粛を呼びかけている
 市から委託された実態調査員の伴慎太郎さんが午前5時頃見つけ、巣穴から128個の卵を確認した。順調なら約60日でふ化して太平洋へ戻る。同じ表浜海岸では田原市で今月5日に初上陸、7日に初産卵を確認した。
 時期の遅れについて市環境保全課では「海水温の影響や黒潮の流れが遠ざかっていることなどが考えられる。理由はさまざまで確定的なことは明らかではない」という。
 市の調査によると、昨年度は8月22日までの69日間で16回上陸、八つの産卵巣で平均130個の卵を確認。回数と産卵巣ともに過去20年間で最も少なかった。
 市では気候変動要因のほか、キャンプやバーベキューで浜辺に立ち入ることの影響についても注視する。5月22日には沿岸の自治体と保護団体が県と共同で海岸をパトロールし、砂浜への車両の乗入規制などを呼び掛けた。
【加藤広宣】
砂浜の産卵跡
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