「第104回全国高校野球選手権愛知大会」は17日、大会9日目で2回戦と3回戦計20試合があった。
東三河対決となった春日井球場の桜丘-蒲郡戦。桜丘は一回、内野安打の鈴木悠斗を単打と2犠打で着実に返して先制。四回も左前打の川野を根本の左越え二塁打で返すなど3点を追加、試合を決めた。投げては川野と増田が散発5安打に抑えて零封した。蒲郡は一回、1死二塁の好機があったが生かせなかった。
時習館は岡崎球場第1試合で豊田工と継続試合を再開。1点を追う六回1死一、二塁、木戸脇の左前打で同点。すぐに1点を奪われたが七回、敵失と安打で三塁に進んだ森田を持田のスクイズで返してまた同点。今度は3点を奪われ迎えた九回、3連続四死球で満塁とし、持田の中犠飛と安田の左前打で1点差まで迫ったが及ばなかった。
豊橋市民球場第1試合は豊橋東と刈谷の継続試合。3点を追う豊橋東は四回、小林の左越え二塁打などで無死二、三塁の好機を得たが、後が続かず。七回に5点を奪われてその裏、日高から4連続安打で1点を奪いなお無死満塁としたが、コールド負けした。
成章は小牧球場で愛知啓成と対戦。4点を追う五回、先頭の山舗が左越え本塁打。その裏に1点を返されて七回2死、左中間三塁打で出塁の鈴木開を三原が返す。九回は2死満塁の好機を作ったが、あと一打が出なかった。
蒲郡東は岡崎球場第2試合で大同大大同と対戦。二回まで抑えてきた先発の鈴木雄が捕まり、6長短打で5失点。五回にも継投の末に4点を奪われて、万事休した。打線は散発4安打で三塁を踏めなかった。
18日は3回戦19試合を予定する。豊橋市民球場にはシードの豊川が登場、豊丘と対戦する。
【取材班】
17日の結果
▽2回戦
○…豊橋…○
刈谷
0120005|8
0000001|1
豊橋東
(四回表1死から再開、七回コールド)
(刈)堀脇-平山(豊)加藤、川村-石黒【本】青山(刈)
○…岡崎…○
時習館
200001102|6
20001130X|7
豊田工
(六回表2死から再開)
(時)安田-持田(豊)北村、針久保-竹山
蒲郡東
000000 |0
005041X|10
大同大大同
(六回コールド)
(蒲)鈴木雄、西岡、松本-山本(大)椚山-吹原
▽3回戦
○…春日井…○
桜丘
100300001|5
000000000|0
蒲郡
(桜)川野、増田-中野(蒲)酒井、岡田、板井-芝内
○…小牧…○
成章
000010100|2
03101001X|6
愛知啓成
(成)松原、三原、彦坂-山舗(愛)東、小島、清水、鳴海-飯盛【本】山舗(成)
【桜丘-蒲郡】桜丘四回表1死2塁、根木の二塁打で生還した川野=春日井球場で
【大同大大同-蒲郡東】粘り強く投げる鈴木雄