豊橋市が子宮頸がん検診を四コマ漫画などで啓発強化

2022/08/02 00:00(公開)
子宮頸がんの知識を啓発する佐野さんのオリジナル漫画(Ⓒ2020佐野 妙)
子宮頸がんの知識を啓発する佐野さんのオリジナル漫画(Ⓒ2020佐野 妙)
 豊橋市は、若者の子宮頸(けい)がん検診の受診率を高めるための啓発活動を強化する。市内在住の漫画家佐野妙さんが描く四コマ漫画などを通じ、早期受診や病気に関する正しい知識を広める。秋には豊橋創造大学の大学祭で検診会場を設ける。
 20~40代の若い世代に多い病気だが、全国的な傾向と同じく市の検診率は低い。健康増進課によると、受診率は市発行対象者のうち20代は10%を切る低水準。40代までを含めても13%にとどまるという。
 市内在住、在勤や在学者でつくる「豊橋わかば議会」の提案で、受診率向上につながる普及啓発に乗り出した。
 佐野さんのオリジナル漫画をホームぺージに載せ、検診の必要性などを理解してもらう。わかば議会委員がデザインしたポスターを市内各所に張って周知する。
 豊橋創造大学では10月23日の大学祭会場で検診車を導入し、市の受診票を持つ学生なら気軽に利用できる。同大学は地元大学のうち、市内在住の女子学生が多いことから選んだ。当日受診は学生以外の市民も可。併せてミニ講座も開く。
 問い合わせは健康増進課(0532・39・9131)へ。【加藤広宣】
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