新城のハッカで商品開発へ 愛大生が検討会

2022/10/08 00:02(公開)
アイデアを説明する学生=愛知大学豊橋校舎で
 新城市内で栽培されるハッカを原料とする商品企画案の検討会が7日、豊橋市町畑町の愛知大学豊橋校舎であった。同大の地域政策学部の藤井吉隆教授のゼミ生15人が化粧品や介護用品、文房具などでの活用案を発表した。12月までに2点の商品を開発する。
 藤井教授は今春から、新城市能登瀬で「奥三河蒸留所」を運営する阿部晃社長を外部講師に招き「農業と香り産業による中山間地域振興」をテーマに調査研究を始めた。
 学生は能登瀬の畑で栽培を視察したり、阿部社長からハーブやエッセンシャルオイルを作るための蒸留法などを学んできた。夏休み期間中には「ドラッグストア販売品などを使ったハッカ商品の開発」アイデアを考えた。
 発表では、ハッカが持つ香りの爽快感だけでなくリラックス、虫よけ効果を生かしたアイデアを説明した。学生たちの人気投票でUVカット性能を含めた化粧品▽日用品として紙石けん▽全身に使うドライシャンプー▽手袋の形をした体ふきタオル-の4点を選考した。
 藤井教授と阿部社長、デザイナーの鈴木大和さんの3人で2点に絞り、12月までに商品開発をする。また並行して能登瀬の畑での栽培体制も考える。
 阿部社長は「想像がつかない実用的なアイデアもあった。商品開発の分野を目指してほしい」と話した。
【安藤聡】
ハッカの栽培畑で実地研修する学生(提供)
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