中村獅童さんが新城で歌舞伎入門講座

2022/11/20 00:00(公開)
「女方」の化粧を解説する中村獅童さん㊨=新城文化会館で
 歌舞伎俳優の中村獅童さんによる入門講座「HOW TO かぶき」が19日、新城文化会館であった。「松竹特別巡業」の新城公演。約600人が観覧した。
 獅童さんは歌舞伎独特の表現方法や約束事を説明した。ステージで、女方の化粧や衣装をつける様子を披露した。普段は楽屋での作業だ。中村蝶紫さんが顔を白塗りしてまゆ毛をつぶしたり、テープを貼って目尻をあげたりして、女性の顔を作り上げていく姿を実演、獅童さんが解説した。
 楽器を奏でる「鳴物(なりもの)」は黒御簾(くろみす)と呼ばれる舞台袖の部屋で生演奏しており、雨や雷、雪の上を歩く音は太鼓の打つ音で表現するという。
 新城歌舞伎に出演する市内の小学生6人が舞台に上がり「見得(みえ)を切る」動作を、澤村國矢さんに教わった。獅童さんは「子どもの頃はヒーローになりたい願望もあれば、舞台で見得を切りたいという思いもあった」と振り返った。小学5年の菅谷秀虎さんは「思い通りできてうれしい」と話した。
 また獅童さんの「絵本あらしのよるに 一人語り」の朗読劇もあった。
【安藤聡】
獅童さんから「見得」を教わる児童
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