蒲郡市生命の海科学館 インカクジラのレプリカ作製

2022/11/29 00:00(公開)
インカクジラの下顎骨のレプリカ作り=蒲郡市生命の海科学館で
 蒲郡市生命の海科学館は、1階エントランスで展示するインカクジラの下顎骨(かがくこつ)のレプリカ作製を始めた。来館者にインカクジラへの興味や関心を持ってもらおうと、12月5日まで作業を一般公開している。
 南米ペルーで約750万年前の地層から発見されたクジラの全身骨格化石。1999年の開館から展示している。
 一方、国立科学博物館が2016年に頭骨を研究した結果、新属新種のクジラ「インカクジラ」だと認定した。また、世界で唯一の「ホロタイプ(完模式標本)」にも指定した。
 科学館は保管保存のため、18年に上顎骨のレプリカを作った。今回、希少なクジラひげの跡が残る下顎骨を後世へ伝えようと、下顎骨のレプリカ作りを企画。国立科学博物館生命進化史研究グループ長の甲能直樹さんと、化石標本製作士の佐藤哲哉さんの協力を得ることになった。
 28日は、佐藤さんがシリコンを使い、下顎骨の形を保持する作業に取り掛かった。職場体験で訪れた市立大塚中学校の生徒3人がその様子を見学した。
 山中敦子館長は「展示するレプリカの重要性を感じてほしい」と話した。
【林大二朗】
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