豊橋牛川小でパラアスリートの山本さんが体験型授業

2022/11/30 00:00(公開)
山本さんの義足を引っ張り、簡単に外れないことを体感する児童=牛川小学校で
 豊橋市立牛川小学校で29日、2008年の北京から昨年の東京までパラリンピックの走り幅跳びに連続出場しているパラアスリート、山本篤さんによる体験型授業があった。6年生85人に挑戦することの大切さなどを伝えた。
 三菱ケミカルグループが社会貢献活動として開いた。山本さんは左足を切断し、競技用義足ブレードを使う。素材の炭素繊維は、同校近くの三菱ケミカル愛知事業所で製造されていることもあり開催が決まった。
 最初に炭素繊維の説明があり、続いて山本さんがデモンストレーション。子どもたちの前を勢いよく走って驚かせた。義足が体から簡単に外れない仕組みの説明では、児童の一人が思い切り引っ張ったが、びくともしなかった。
 児童たちは競技用ブレードが付いた義足を体験した。すぐに順応して片足とびが簡単にできる子もいれば、うまく歩けずに苦労した子もいた。
 最後は山本さんの講義。「17歳の時のバイク事故で左足を失いましたが、さまざまなことにチャレンジしてきたので、楽しい人生を送れています。君たちも好きなことはもちろん、嫌いなことにも積極的にチャレンジし、素晴らしい人生を送ってください」とエールを送った。【竹下貴信】
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