豊川市御津町のつくだ煮製造販売「平松食品」御津工場で、おせち料理に使われる「ハゼの甘露煮」づくりが最盛期を迎えた。平松賢介社長は「今年はハゼの形や質が良く、おいしい甘露煮に仕上がっていますので、新年に楽しんでほしい」と話す。
ハゼの甘露煮は三河のおせちには欠かせない一品だ。ハゼの顔が能面の翁(おきな)に似ていることから、「食べると長寿になる」とされる。また、泳ぎが速いことから「目標達成」を願う縁起物にもなっている。
同社はハゼを手に入れるため、地元の釣り人などに協力を呼び掛け、買い取って確保している。今年は良型のハゼが総量約3・2㌧と、前年より多く集まったため、甘露煮になる量も増えた。
甘露煮づくりは先月から作業が始まり、27日まで続く。工場では、作業員が三河産と中国産のハゼのはらわたを取り除き、尾までしっかり残るよう工夫して素焼きし、伝統のタレでじっくり煮込む。その後、煮詰めたハゼに再びタレを染み込ませて仕上げるため、完成までに3日間かかる。
商品は市内のスーパーなどで販売している。豊橋市梅薮町の直売店「美食倶楽部」では三河産70㌘550円、中国産75㌘420円で取り扱っている。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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