豊川市一宮町の砥鹿神社は、参拝客の要望に応え、さまざまな取り組みをしている。おみくじや御朱印を充実させているほか、今年初めて11月に「酉(とり)の市」を開催する。
酉の市は12日(一の酉)と24日(二の酉)のほか、20日(えびす講大祭)、来年1月10日(初えびす祭)の午後1~9時に開く。商売繁盛を願うのは、東は酉の市、西はえびす祭が知られる。豊川は東西の真ん中にあるが、砥鹿神社ではこれまで、えびす祭を斎行してきた。商売に携わる参拝客から、「酉の市を開いてほしい」の声を受けて開催を決めた。
境内にあるえびす社の前に、熊手などの縁起物を販売するブースを設けて、参道には約10店の食べ物を扱う露店が出る。指定された熊手を買った参拝客は、ご祈とうを受けられる。またこの日限定の御朱印を用意する。今後も続ける予定という。
一方、おみくじは、水にぬらすと「大吉」などの文字が浮かび上がる「水みくじ」を今夏から始めたほか、カード付きの武将みくじなど、さまざまなタイプがある。
御朱印は、神社名を筆で書いて印を押すスタンダードなものから、月替わり、香り付き、その日の限定印など幅広い。金色の特別御朱印帳も期日限定で用意した。
神社は「神社が末永く存続していくためにも、大勢の参拝客に来てもらう必要がある。参拝客の要望や時代のニーズに応えながら、今後も多くの人たちに来てもらえるよう、さまざまな取り組みをしていく」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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