杉原さんが「豊川市の野鳥」を自費出版

2023/01/21 00:00(公開)
「豊川市の野鳥」を紹介する杉原さん=豊川市御油町の自宅で
 元教員で東三河野鳥同好会会員の杉原実さん(68)=豊川市御油町=が、地元で観察できる野鳥を写真入りで紹介する「豊川市の野鳥」(A4判、268㌻、オールカラー)を自費出版した。250種が掲載されている。
 杉原さんは1998年に発刊した豊川市史第10巻「自然」の鳥のページを担当し、159種の野鳥を紹介した。当時の記録から20年以上経過したことや、豊川市がその後、宝飯郡と合併し観察できる種類が増えたことから、新たに発刊した。
 山地、林縁や公園、寺社の林▽農耕地や草地▽海や河川、池沼や湿地▽市街地-と観察できる場所を四つに区分した。ツバメ、ヒヨドリ、スズメなど身近な種類から、イヌワシ、カラフトワシなど、めったに観察できない珍しいものまでが載っている。写真の総数は1200枚以上で、杉原さんが全国各地に出掛け長年撮りためたものを中心に使った。それぞれの種類に簡単な紹介文を添えた。
 杉原さんは「豊川で観察できる野鳥の大半を網羅したと自負しています。この本を手に、野鳥観察や散策に出掛け自然と親しんで」と話す。3850円(税込み)。豊橋市呉服町の豊川堂本店で販売している。
【竹下貴信】
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