「湯谷温泉花まつり」が４日夜、新城市能登瀬で３年ぶりに開かれた。東栄町の河内保存会が舞を披露し、約１００人が一緒に参加して盛り上げた。25日までの毎週土曜に開催する。
　湯谷温泉発展会が、閑散期の温泉の宿泊客向けに約40年前から続ける。河内保存会が協力している。新型コロナウイルス禍で過去２年は中止していた。
　午後８時に「地固め」から始まり、「大蛇（おろち）退治」と続き、湯釜の周りを宿泊客も入って舞う「岩戸明」、３匹の鬼が一緒に舞う「朝鬼」、４人の青年が釜の湯を浴びせる「湯ばやし」の順で演じられた。最後には地元の長篠陣太鼓が勇壮に演奏した。
　再開を待ち望んでいた人もおり、豊橋市や京都府からも訪れて、舞に参加したり撮影したりして楽しんだ。
　発展会の筒井康博会長は「多くの来場者があってうれしい。一緒になって楽しむ機会をつくり続けたい」と話した。
　問い合わせは新城市観光協会（０５３６・29・０８２９）へ。
【安藤聡】