豊橋の「まちなかギャラリー」に大村知事が訪問

2023/03/02 00:00(公開)
大村知事に作品を説明する花田社長=花田工務店で
 「あいちアール・ブリュット」の関連事業で、県内のさまざまな企業や団体が、障がいのある人たちの芸術作品を展示してその自立を支援する「まちなかギャラリー」が開かれている。大村秀章知事が1日、豊橋市内2カ所で作品を鑑賞した。
 県と、芸術を通じて障がい者を支援する団体「アティックアート」(豊田市)が主催する事業。特別支援学校の生徒や、あいちアール・ブリュット展出展作家の作品などを展示する。応援する企業や団体が身近にあることを多くの方に知ってもらい、障がいのある人の社会参加の促進につなげる。県内29団体が協力、70カ所で作品を展示したり、ノベルティーグッズで企業の広報に活用したりしている。
 大村知事はまず、同市中世古町の「花田工務店」を訪れた。本社内で展示されている宇平康之さんの作品「宇宙」を鑑賞した。また同社として9年になる障がい者を支援する取り組みについて、花田麻未社長から説明を受けた。
 花田社長は取材に「建設現場はこれまで、殺風景な高い白壁に囲まれていました。そこにこの作品のレプリカを飾り、現場を通る人がそのアートを見て、明るく元気になってもらえたらうれしい」と話した。
 大村知事はこの後、同市神野新田町の「神野建設」を訪ねた。同社は「まちなかギャラリー」への参加を始めて4年になる。原画が本社にあるほか、豊橋市立岩西小学校校舎改良工事現場や設楽町の設楽ダム関連工事で橋の下部工事などの現場10カ所にレプリカを展示しているという。
 大村知事は原画を鑑賞した後、工事現場での展示について坂神俊治社長から説明を受けた。
 「まちなかギャラリー」は5日まで。東三河では両社のほかに、豊橋商工信用組合本店営業部、岡崎信用金庫国府支店、田原市役所、ネッツトヨタ愛知の「プラザ豊橋」で作品を展示している。
【本紙客員編集委員・関健一郎】
アートの原画の前で「まちなかギャラリー」のチラシを持つ坂神社長㊨と大村知事=神野建設で(提供)
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