豊川「いかまい館」で所蔵作品展ロビー展示は終了へ

2023/03/17 00:02（公開）

社会

所蔵作品展を紹介する大塚館長=いかまい館で

　豊川市上長山町の市健康福祉センター「いかまい館」で所蔵作品展が開かれている。利用者があまり見ることができない館内各部屋に飾られた絵画作品を集め、回廊に並べて紹介する企画展の第２弾。大塚啓光館長が３月末で退任することもあり、一定の役目を終えたとして、毎月続いたロビー展示はいったん終了する。26日まで。
　収蔵作品展は昨年11月、21年の歴史の中で初めて開催。所蔵品と市桜ケ丘ミュージアムから借りた絵画計17点を回廊に並べた。１回だけの予定だったが、好評だったこと、書作品を紹介していなかったことから第２弾を企画した。
　普段は廊下や会議室、ロビーなどに飾っている作品10点を集めた。権田穂園氏、原田雄策氏、桑原幹根氏ら愛知ゆかりの作家、愛好家らの書や絵画を並べた。浴室を利用する人らがゆっくり見て回っている。
　大塚館長は「３年前から不定期で展示を始め、２年前に隣接する本宮の湯のギャラリーが閉鎖してからは毎月欠かさず展示してきた。その都度館内のイメージが変わって新鮮で楽しかった。これで役目を終えるが、何かの形で展示の機会があれば」と話した。
【田中博子】

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