豊橋中央高でESD活動報告

2023/03/18 00:00(公開)
活動を発表する生徒たち=豊橋中央高校で
 私立豊橋中央高校で17日、「ESD(持続可能な開発のための教育)振り返り会」が開かれた。1~2年生540人が参加。活動報告をしたほか、講演を聞いた。
 同校はユネスコスクールに加盟しており、生徒たちがESD活動に積極的に取り組んでいる。
 報告では、海岸清掃活動をする「リアカーボランティア」をはじめ、難民に服を届ける「届けよう服のチカラ」、柳生川で生態系調査に取り組む「生態系保全活動」など9項目を発表。リアカーボランティアは「プラスチックごみが多く、生物に影響を与えることが懸念される」とリポート。生態系保全活動は「アメリカザリガニ、ライギョなどの外来種が生息していた」などと伝えた。
 講演では、元小学校校長の手島利夫さんが「激変を続けるグローバル社会を日本の高校生は生き抜けるか」をテーマに語った。手島さんは「これまでの学力は、知識を多くすることだったが、これからは学ぶために必要な力を身に付けることが重要になる。困難な社会を生き抜くための大切な力。ESD活動はプラスに働く」と述べた。
 同会は、活動を生徒と職員が共有し、来年度以降に役立てようと開いている。
【竹下貴信】
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