豊橋ハートセンター・山本さんが仮設病院で活動
医療法人澄心会「豊橋ハートセンター」(豊橋市大山町)で臨床工学技士を務める山本伸一さん(39)が、今年2月に発生したトルコ・シリア大地震で、JICA(国際協力機構)の国際緊急援助隊医療チームの二次隊として現地派遣された。
期間は2月23日~3月8日。国際緊急援助隊医療チームに登録しており、病院の許可を得て現地へ出向いた。二次隊のメンバーは医師、看護師ら65人で、震源地近くのトルコ・オーゼリ市で活動した。現地の国立病院が被災したことから、テントを張り、入院と手術ができる設備を持つ仮設病院を運営した。
ここでは、1日約100人の外来の診察をしたほか、二次隊派遣期間中、2件の手術をした。山本さんは医療機器が正常に動くかなどを確認する業務を担当し、朝一番に機器の電源を入れて動作をチェックした。また手術のサポートもした。
仮設病院は午前9時~午後5時に開いた。しっかり体調管理して、起床は午前5時、就寝は午後10時頃と規則正しい生活リズムを守った。
支援は自己完結型で、仮設病院を建てるための資機材、医療機器、隊員が生活するための食べ物やテントまですべて日本から持ち込む。隊員の生活を支援する担当者もいる。
山本さんは「隊員は全国から集まり、初対面の人がほとんど。その状況でも個人の能力、チームとしての力、JICAの組織力を結集し、高いレベルで支援ができた。トルコの皆さんから感謝され、診察が終わると記念撮影をすることもあった」と話していた。
【竹下貴信】
現地に設営された仮設病院(JICA提供)
医療機器を点検する山本さん(同)