豊川市の押し絵作家、尾藤孝代さんが主宰する「作楽(さくら)工房」の「押絵工芸展」が、同市桜ケ丘ミュージアムで開かれている。第6展示室を2分割し、半分で尾藤さんの傘寿を記念した個展を、もう半分で生徒たちの展示会を開いている。19日まで。
羽子板などで知られる押し絵は、パーツごとに綿を着物地などでくるみ貼り重ねた立体の芸術作品。尾藤さんの押し絵歴は60年になる。
個展会場には平安絵巻や能、歌舞伎、花、浮世絵などを題材に扁額や大色紙、びょうぶなど50年前の作品から新作まで、厳選した押し絵作品を多数並べた。若い頃から押し絵以外にもいろいろな芸術に触れており、今展では俳画、絵更紗、和紙人形、織物、日本画といった作品の数々と、一部師匠の作品も合わせて展示した。「ご縁があって今があると感謝している。押し絵は習いたい人がいる限り、指導を続けていきたい」と語る。
教室展では、豊川、蒲郡の2教室に通う55~88歳の生徒計22人の作品を発表した。「能・歌舞伎」をテーマにした華やかな額作品をはじめ、「ゆく年くる年」と題した馬や羊の絵柄の羽子板や色紙、手持ちの帯と帯締めを使った季節飾りのついたてなどを展示。和の魅力あふれる会場となっている。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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