ソリスト2人が思いなど語る
三河市民オペラ制作委員会は21日夜、豊橋市松葉町2の市民センターで第6回オペラセミナーを開いた。2週間後に公演が迫った「アンドレア・シェニエ」のソリスト2人が舞台への思いと当地について語り尽くした。
トークは、6日公演のマッダレーナ・コワニーを演じる森谷真理さんと、7日公演のアンドレア・シェニエを演じる笛田博昭さん。満席となった会場で、鈴木伊能勢委員長が聞き手を務めた。
じゃんけんで森谷さんから話し始めた。ニューヨークで学び、欧州各地のオペラで主演をしている。各国のオペラ事情を聴かれ「全部違う。同じところを探すほうが難しい」と答えた。ただ、欧州ではオペラハウスが主催となることが多いため、劇場でのリハーサルが多いと指摘。今回は「今日の稽古はどこだっけ、と思うぐらいあちこちを転々としている」と話した。市立豊城中学校での稽古もあったという。
演じるマッダレーナについて「天衣無縫な人。恋人と一緒に断頭台に上るのは、そばにいたら『やめておけ』と言うかも」と笑いを誘った。
笛田さんは、鈴木委員長から制作委員会の印象を聞かれ「熱量がすごい。そしてみんなが真面目」と語った。シェニエの役は「とにかく大変。すべての幕にアリア(独唱)がある。そんなにしなくても」とこぼしてみせると笑いが起きた。
そして役柄については「内気な男だと思う。恋のライバル、ジェラールのことは気づいていないのでは」と分析した。最後に「最高の舞台となるように頑張ります」と誓った。
恒例の質疑応答があった。今後について尋ねられた2人。「小規模でいいからオペラ専用劇場を造りたい」という点で一致し、顔を見合わせていた。
公演は5月6日と7日、豊橋市草間町の「アイプラザ豊橋」で。全席指定で完売の席もある。「チケットぴあ」などで。
【山田一晶】