コロナの分類「5類」に

2023/05/09 00:02(公開)
豊橋駅に到着し改札口を出ていく通勤、通学客ら=8日午前8時
 新型コロナウイルス感染法上の分類が8日、「5類」になった。季節性のインフルエンザと同じ扱いで、対応や対策は個人や事業者に委ねられた。
 大型連休が明けたこの日の午前8時頃、豊橋駅の改札口では、鉄道利用者の8~9割はマスクを着けていた。急に「解禁」とはならないようだ。「野外では外し、人混みの中では着ける」などという声が多かった。
 また「花粉症もあるので、様子見を兼ねてまだしばらく着けていく」「他人に強制はしないが、自分は今後も着ける」などの声が出た。一方で「もう着けない」という人は「息苦しいので苦手だった。自由化は助かる」「同調圧力が気になっていた」と話した。
 豊橋市の男性会社員は「自分は体が強い方ではないので、この3年間で手洗い、うがい、マスクの重要性が分かり、公衆衛生を考えるきっかけになった。今後も使っていくし、できれば他の人も人混みでは使ってほしい」と語った。
 「3年間ずっと着けていて、外すと違和感がある。着けたままがいい」という学生や「化粧をそこまで気にしなくてよく、マスクを着けている方が気楽だ」という女性もいた。
 医療費は季節性のインフルエンザと同程度の自己負担になるという。「厳しいが、仕方ない」という声が多かった。豊川市の女性会社員は「検査キットなどのサポートがなくなったのが怖い。しっかり自分で警戒したい」と話した。
     ◇
 5類移行に伴い、これまでのような法律に基づいた自粛などの要請はなくなった。政府が定めたコロナ対策の「基本的対処方針」は廃止された。企業や官公庁ではパーティションを外すところもあった。
 また、医療費や検査費も8日から自己負担が発生する。豊橋駅前にあったPCR検査センターも7日で無料検査を終了し、ホームページで告知した。
【岸侑輝】
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