残り8体を修復へ 豊川・財賀寺の観音二十八部衆

2023/05/24 00:01(公開)
運び出される木像の一つ=財賀寺で
 豊川市財賀町の財賀寺は23日、市指定文化財「観音二十八部衆」の一部を搬出した。木像の修理のため。西本全秀住職や参拝の人らに見守られながら、8体が運びだされた。寺は来年で開創1300年を迎える。
 木像は、関連書物から室町時代に観音二十八部衆と呼ばれていたとされるが、そのほとんどの名前や由緒などは分かっていない。表面の模様や台座の劣化が激しかったことから、2015年に修繕に踏み切った。既に20体は終えており、残り8体となっていた。
 財賀寺は、奈良時代前期の724年、聖武天皇の勅願により、行基が開いた。最盛期には、「七堂伽藍(がらん)」があり、周辺には僧侶が住む院坊もあったと伝えられている。
 西本住職は「無事に8体の搬出ができてほっとしている。来年、観音二十八部衆がそろうのが楽しみ。お堂の入り口から入って、周りに囲むように木像を置く予定です」と話した。
【北川壱暉】
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