鳥居強右衛門の紙芝居制作

2023/05/26 00:02(公開)
完成した紙芝居を紹介する阿部さん=新城市役所で
 新城市の住民有志「長篠城歴史ボランティア隊」は、1575年の長篠・設楽原の戦いで城を守るためはりつけにされた足軽の鳥居強右衛門(すねえもん)を紹介する紙芝居を制作した。
 強右衛門は城が武田軍に包囲された夜、岡崎にいる徳川家康に援軍を求めるため城を抜け出した。翌日に城へ戻ろうとした際に捕らえられた。武田勝頼から長篠城に向けて援軍は来ないと伝えれば助命すると言われ、応じるふりをしたものの「援軍は来るぞ」と叫んだため、はりつけにされた。
 紙芝居「長篠城を救った英雄 鳥居強右衛門」は昨年10月から制作を始め、文は会員の阿部初音さんと浪崎夏華さん、イラストは市内の小野田直美さん、色塗りは県立新城有教館高校生徒25人が取り組んだ。戦いやはりつけにされた様子など11枚で構成する。
 ボランティア隊は鳳来中部地区の住民でつくり、長篠城址(じょうし)周辺で観光ガイドを務める。会員の阿部和子さんは「せりふや説明を分かりやすくしている。新城市内でもまだまだ知らない人がいる。多くの人に知らせたい」と話した。
 28日午前10時と同11時に長篠城址で上演する。他にも依頼があれば訪問上演もするという。問い合わせは阿部和子さん(090・4267・3073)へ。
【安藤聡】
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