田原凧まつりの初凧祈願祭に54家族参加

2023/05/28 00:00(公開)
山本さん一家と景大さんの初凧=市総合体育館で
 「第61回田原凧(たこ)まつり」の初凧祈願祭が27日、田原市田原町で開かれ、54家族が参加した。
 初凧祈願は市総合体育館であった。神事を終えた家族が、勇壮な武者絵などが描かれた初凧を手に記念撮影した。田原市制20周年を祝う凧の祈とうもあり、鈴木正直副市長は「子どもたちのように健やかに田原市が育っていくことを皆さんと一緒に願いたい」とあいさつした。
 凧揚げは近くの中央公園であった。準備を終えた初凧から、熟練の凧師の手で大空に舞い上がった。
 市内の山本浩史さん一家は、子どもの景大さんの凧を手に笑顔を見せた。名前の由来は生まれる前に彩雲を見たことによるという。浩史さんは景大さんをなでて「大きく健康に育ってほしい」と話した。凧を見て「気持ちよく揚がってよかった」と語った。
 鈴木健人さんと妻まりなさんは、悠斗さんの祈願に訪れた。「広い視野で物事を測れるように」との願いを込めた。凧には金太郎の絵を描いてもらった。健人さんは「強い子に育ってほしい」と語った。健人さんは横浜市、まりなさんは豊田市出身。まりなさんは「凧が自分の子どもの名前を載せて大空に揚がっていくのは圧巻。田原の文化を体験できてよかった」と話した。
 記念凧では市制20周年凧のほか、「物語コーポレーション」(豊橋市)創業者小林きみゑさんの100歳を祝う記念凧も揚がった。元気なきみゑさんにあやかろうと、孫や友人らが順番に凧ひもを握った。きみゑさんは家族や友人に囲まれて「最高です。まだまだ頑張りたい」と笑顔で話した。
 28日はけんか凧大会が開かれる。
【岸侑輝】
鈴木さん夫妻と悠斗さんの初凧
小林さん㊨と100歳祝い凧のひもを握る友人ら
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