ベトナム中部のフエ市の国際人材派遣会社「ＤＡＹＳＴＡＲ」のグエン・バン・チョイＣＥＯらが29日、豊橋市を訪れ、同市駅前大通２のエムキャンパスでＰＲした。新城市のコンサル業で、エムキャンパスにオフィスを持つ「みかわ元気ものがたり」が当地でのマッチングの機会を提供した。
　元気ものがたりの鈴木達也社長によると、今年は両国の国交樹立50年。鈴木社長がベトナムとのビジネスを始めて10年になる。農業やドローンの知見、大学との人脈が強みだ。今回は、以前から親交のあるチョイＣＥＯが日本の自治体や企業、大学との友好を求めて来日し、鈴木社長がアテンドした。
　この日は、エムキャンパスを運営するサーラコーポレーションの担当者や市職員、豊橋技術科学大学の教員と院生ら10人が出席。チョイＣＥＯは映像を使いながら、ＤＡＹＳＴＡＲ社の事業展開について説明した。ベトナム国内では複数の人材育成拠点があり、日本語教育のほか、介護技能の教育をしているという。日本企業で働きたい若者は多く「日本で働いて学び、帰国後は祖国に貢献できる人材を送り出したい」などと語った。
　この後、日本側からはエムキャンパスのコンセプトを説明した。質疑応答では、チョイＣＥＯが豊橋市内のベトナム人の人口を尋ね、市担当者が約１４００人であることを伝えた。
　６月３日に都内で２回目の交流がある。
【山田一晶】