大雨被害、豊川の国道で車撤去続く

2023/06/06 00:00(公開)
動かなくなった車=豊川市内の国道151号で
 豊川市小坂井町から篠束町にかけての国道151号は5日も、記録的な大雨による道路冠水で動かなくなった車の撤去が続いた。
 豊橋方面へ向かう車線は片側2車線だが、追い越し車線側や側道に、車が駐車したままになっている。レッカー車が運び出している。
 豊川市によると、この地区は水が集まりやすい場所。近年は豪雨などによって周辺道路が冠水することが増えている。周辺住民によると、1年に1回程度、車が動かなくなる被害が出ているという。
 近くの小坂井高校付近の道路は20~30㌢の冠水はたびたび発生していた。今回はそれを上回り、国道1号宮下交差点や付近の国道151号が長時間通行不能になった。
 国土交通省豊橋河川事務所によると、排水ポンプがあり、毎秒8㌧の水を豊川放水路に流せる。今回もフル稼働した。だが付近に3カ所ある放水ゲートを放水路の水位上昇で閉めたため、水を流せなかった。
 事務所は被害状況の把握に努めている。
【竹下貴信】
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