「どうする家康」に鳥居強右衛門が登場

2023/06/06 00:02(公開)
強右衛門のシーンの制作について語る川上さん=豊橋市まちなか図書館で
豊橋と新城でPV

 NHK大河ドラマ「どうする家康」のパブリックビューイング(PV)が4日夜、豊橋と新城の両市であった。この日放送の第21話「長篠を救え」を大画面で楽しんだ。今回は長篠合戦の行方を占う鳥居強右衛門の活躍に焦点を当て、多くの歴史愛好家や大河ファンが熱い視線を注いだ。

 豊橋市まちなか図書館では午後6時からのBS放送を見た。ドラマの後、21話を担当した川上剛ディレクターが、制作現場での苦労や裏話などを披露した。
 今回は岡崎体育さんが演じる強右衛門が、徳川家康(松本潤さん)率いる援軍が来るという知らせを伝えに奔走するシーンがハイライト。川上さんは「数々の史資料で人物像を練った。磔(はりつけ)の背旗を史料館で見たときは泣けてきた」と振り返った。
 「山深い奥三河が舞台だったから、毛むくじゃらな風貌を毛皮で描けたと思う」と説明。川を泳いで武田軍から逃げるシーンは背景画像との合成だ。「いい出来だったので画像を反転して2回使った」などと裏話も披露した。

 新城市は市設楽原歴史資料館が会場で約40人が訪れた。
 地上波の放映前に、学芸員が関連資料を解説した。湯浅大司館長は、磔の刑を受けた鳥居強右衛門を描いた有名な背旗について、髪が立っていることから、逆さ磔の図ではないかという説があることも紹介した。峯田尚美さんは「家康十六神将図」に描かれた武将のうち12人が長篠合戦に出陣したことを説明した。
 ドラマで長篠城や強右衛門が走るシーンが流れると、会場がざわめいた。中西きみ子さん(74)は「亀姫が決心したシーンが印象に残った」と話した。
【加藤広宣、安藤聡】
背旗ついて解説する湯浅館長=新城市設楽原歴史資料館で
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