ロボットコンテスト 「ＮＨＫ学生ロボコン２０２３」が４日、東京都大田区総合体育館で開かれ、豊橋技術科学大学のチーム「とよはし☆ロボコンズ」が２年連続８回目の優勝を果たした。８月27日にカンボジアで開かれる「ＡＢＵアジア・太平洋ロボットコンテスト」への出場権も手にした。
　大会は、若いエンジニアのものづくりに対する情熱と能力の育成などを目的に、１９９１年にスタートした。
　今年は、厳正な審査を勝ち上がった22チームが出場した。対戦は「輪投げ」。３分以内に、２台のロボットを駆使し、カンボジアの世界遺産「アンコールワット」に見立てたポールに輪を投げ入れる。試合終了時に、各ポールの一番上に輪を入れたチームがポイントを獲得できる。11本あるポールのうち、８本で得点するとゲーム終了となる。
　豊橋技科大のチームは高い技術力を武器に、決勝トーナメントに進出。決勝では東京農工大学と対戦した。開始１分ほどで八つのポールに次々と輪を投げ入れて勝負を決めた。相手の動きやトラブルを想定した練習を重ねたことが優勝につながった。
　チームリーダーの廣本一真さんは「これまで応援してくれた方々にお礼を申し上げます。ＡＢＵロボコンでは、豊橋から初の世界一をつかみ取ることができるよう、頑張ります」とコメントした。
【北川壱暉】