豊橋市老人福祉施設協が3年半ぶり対面研修会

2023/06/07 00:00(公開)
119人が参加した研修会=豊橋市上下水道局で
119人が参加した研修会=豊橋市上下水道局で
 豊橋市老人福祉施設協議会(山本ゆかり会長)は6日、市上下水道局で「第1回種別研修会」を開いた。施設管理者やケアマネジャー、介護職員、相談員ら119人が新型コロナウイルスなどに関する講演を聞いた。
 協議会は2000年設立。職員の資質向上や相互交流を目的に、年1回の全体会や定期的な種別研修会を開いている。コロナ禍でオンライン開催が続いてきた。対面開催は3年半ぶり。
 山本会長のあいさつに続き、市内の「福祉村病院」院長の小橋修氏が「コロナ感染症のこれまでわかったことこれからの動向」「介護におけるユマニチュードの勧め」をテーマに講演した。
 小橋氏はコロナの発生からこれまでの経緯を解説した。感染後にどんな経過でウイルスが増え、どのくらいで免疫がつき始めるかや、ワクチン接種後の感染者から出るウイルス量などについて図表を示しながら説明し「若い人ほど免疫ができやすく、高齢者はワクチンを打っても若者より免疫ができにくい」などと述べた。
 後半は「介護する側とされる側の相性が良くなくても、技術を学べばうまく介護できる」とし、人としての尊厳を大切にする認知症ケア技術「ユマニチュード」を紹介した。
【田中博子】
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