東栄でシェムさん夫妻開業 築130年の蔵を民泊仕様に

2024/10/30 06:00(公開)
改装した蔵で民泊を始めた夫妻=東栄町中設楽で

 東栄町中設楽に移住した英国出身のシェム・ブース―スペインさん(42)と知多市出身の妻真里さん(46)が、自宅敷地内にある築130年の蔵を改修した民泊施設を開業した。「日本の田舎の風景を海外の人たちにも楽しんでほしい」と意気込みを語る。

 

コロナ禍で昨年夫婦で移住

 

 夫婦は新型コロナウイルス禍を機に日本での生活を考え、2022年に真里さんの実家へ引っ越した。同年12月、東栄町の交流イベントに参加して移住を決意した。昨年6月、平屋建ての住宅と蔵、宅地、山林、畑の約1・16㌶を購入した。

 

 今回は1894年に建設された2階建ての蔵を改装した。1階は談話室、2階を寝室。施設は離れの意味がある「リトリート」と、大黒天の紋章が掲げらていたことから「蔵リトリートDAIKOKUTEN」と名付けた。

蔵の2階にある寝室

訪日外国人らへ田舎の良さPR

 

 英国南部の海辺にあるラムズゲートで育ったシェムさん。日本の山間部に興味があった。「訪日外国人は東京や京都を目的地としている。東栄町はその中間にある。都市部ではない田舎の風景を見ながらくつろいでほしい」と語る。畑では茶やキウイ、レモンなども栽培しており、収穫体験会も企画する。

 

 施設代表の真里さんは「茶摘みやアフタヌーンティーの日英両方の文化に親しんでもらいたい」と話した。

 

 一日1グループ限定の蔵1棟貸しで1人2万円。7人まで。風呂は母屋で入る。問い合わせは「蔵リトリートDAIKOKUTEN」(080・8375・8154)へ。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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