来月から豊橋駅でEVカーシェア

2023/06/11 00:00(公開)
豊橋駅の西側にある駐車場
 JR東海と石油元売り大手「ENEOS」は、新幹線停車駅である豊橋駅で法人向け電気自動車(EV)カーシェアサービスの共同実証事業を始めると発表した。7月1日にスタートし、コストや二酸化炭素の削減効果などを調べる。
 協力するのは「中部ガス不動産」「豊橋商工信用組合」「ホテルアソシア豊橋」の3社。営業車として使う。豊橋市花田町の豊橋駅西側の駐車場を充電場所とする。
 三菱自動車の軽EV「ekクロスev」が使用車両。三菱のサイトによると一度の充電で180㌔の走行が可能で、一日20㌔なら週一回の充電で済むという。4人乗り。
 一般的な法人向けカーリースの場合、「リース費用」「駐車場代」「車検や保険など維持点検費」「燃料代か充電費用」がかかる。しかし今回の実証事業ではこれらはいずれも不要で、JR東海とENEOSが負担する。利用者は車を使った時間分の利用料を払えばよい。充電場所でスマートフォンを使って解錠し、そのまま乗り込めるという。
 また、法人の利用が少ない土日曜は、観光などで訪れる個人に利用してもらうことも検討している。共同実証事業は2024年末まで。
 JR東海とENEOSは今後も新幹線駅周辺などでEVカーシェア共同実証事業の拡大可能性を検討するとしている。
【山田一晶】
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