豊橋表浜でアカウミガメの産卵確認

2023/06/21 00:00(公開)
今年初となる産卵巣=豊橋市東細谷町の表浜海岸で(提供)
 豊橋市は20日、東細谷町の表浜海岸で今年初のアカウミガメの産卵を確認したと発表した。市が調査を始めた1992年度以降で最も遅い。市によると気候や環境変化との因果関係は分からないという。
 アカウミガメ実態調査員の伴慎太郎さんが午前5時過ぎに見つけた。初上陸は今月10日に確認された。順調なら60日後に孵化(ふか)して太平洋へ戻る。同じ表浜沿岸では田原市で8日に今季初の上陸と産卵、浜松市では5月21日の上陸と30日の産卵が確認された。
 報告などでは、この3日間は大潮の影響でより内陸側に産卵巣が作られたという。波を避けるため人為的に巣を移す作業がなく、産卵個数は未確認だが100個程度はあるとみられる。
 市のデータによると過去20年間の初産卵日の平均は5月27日、産卵巣数は50巣。2020年度以降は6月中旬が続き、遅くなっているという。
 表浜海岸では砂浜への車などの乗り入れを禁じている。上陸と産卵時期の10月頃まで夜間の砂浜利用や立ち入りの自粛も呼び掛けている。
【加藤広宣】
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