日本カーシェア協会が被災者へ車無償貸与、CFで資金調達

2023/07/01 00:00(公開)
今後の自然災害に備え支援を呼び掛けるCFサイト(提供)
 日本カーシェアリング協会は、豪雨などの被災者に無償で車を貸し出す支援事業について、活動資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。専用プラットフォーム「READYFOR(レディフォー)」=QRコード=を利用している。現在の被災地対応や今後起こりうる災害に備えた車の維持管理費などに活用する。
 CFの目標は300万円で9月26日まで。被災者に無償で貸し出す車の保険や自動車税、車検費用などの支払いに充てる。寄贈車の保管や貸出拠点の賃料、各拠点の派遣スタッフの人件費や宿泊費も賄う。
 協会は東日本大震災で被災した石巻市で2011年発足。現在は東三河豪雨の被災者向けに豊橋公園内で6月20日から車の無償貸し出しを始めた。乗用車は10月末まで月単位で更新できる。

大雨の影響で豊橋拠点は不足続く

 豊橋拠点では28日午後2時現在、申し込みが239件、引き渡しのめどが立った手配済み台数は92台という。今年は茨城と静岡の拠点にも拠点を置き支援を展開する。
 協会によると、2021年は2件の自然災害支援に1900万円、22年は4件で約5000万円を要した。自然災害の頻度や規模は年々拡大、今後も活動経費が膨らむと予想される。
 協会では「各地で災害リスクが高まり、車を無償で借りられる仕組みを全国に届けたい」と支援を呼び掛ける。
【加藤広宣】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

住まいLOVE不動産 藤城建設 蒲郡信用金庫 虹の森 さわらび会 光生会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国