「第105回全国高校野球選手権愛知大会」は15日、2回戦残り17試合があった。東三河勢は7チームが登場、6チームが16日から始まる3回戦に駒を進めた。同日は桜丘などシード8チームが一斉に登場する。
【取材班】
国府は豊田北と対戦。両者無得点で迎えた七回、先頭の清水が中前打で出塁すると犠打と失策で三塁へ。尾崎のスクイズで先制した。前川、松山が中前適時打で続いて一挙3点。九回は1点差まで追い上げられたが継投で逃げ切った。
国府談話
小林雄監督
苦しい中、栗下がよく投げた。最後は緊張の中、頑張った。接戦を経験できたのは大きい。
松山真二主将
ヒットが出ながら点につながらない苦しい戦いだったが、なんとか勝った。勝ちにこだわりながら、全員野球をした。
半田商と対戦した福江は初回2死一、二塁から鈴木遊の中前打で先制。二回は2単打で3点を挙げたほか、五回には4長短打を浴びせて4点。六回に2点を追加してコールド勝ちした。
福江談話
加藤寛士監督
普段通りの野球ができたことが一番。次も変わらずいつも通り、練習通りやれればいい。
小久保椋真主将
やることがすべてできていたいい試合だった。どのチーム相手でも、自分たちの野球で勝ちたい。
序盤で安城南に大量点を奪われた豊橋東は五回2死一、三塁から小林の適時打で1点。コールド負け寸前に追い込まれた七回、1点を返して1死一塁、小林が左中間三塁打でさらに1点を加えるなど3点を挙げた。四回以降は1失点に抑えたが及ばなかった。
豊橋東談話
藤城賢監督
前半で点を取られ、流れに乗れなかった。もっとできる子たちだが、力を引き出せなかった。
中尾明稔主将
七回に3点を取ってから、皆が全力を出してプレーする姿に感動した。前半でもっと踏ん張れたら良かった。
小坂井は愛西工科に先制されて三回、1安打で3点を奪う効率の良い攻めで同点。七回は1死一、三塁から柴田の2打席連続適時打でリード。八回は左前打の澤上を犠打などで三塁に進め、大橋が内野安打でかえして突き放した。
時習館は岡崎西戦の二回、先頭の北原が右翼線三塁打で出塁。内野ゴロの間に生還して先制。四回は原田の左越え二塁打などで2点を追加。五回も2死三塁で原田が中前打で1点を加えて逃げ切った。
渥美農は名古屋南と対戦。初回は四球の上田が暴投と捕逸で進塁し、内野ゴロの間にかえって先制。四回は1死二塁から原田の中越え二塁打で加点。八回は4安打を固めて4点を加え、コールド勝ちした。
岡崎と対戦した豊橋中央は初回、藤森の右犠飛などで計2点。三回は古川の右越え本塁打で加点した。逆転されたが八回に追いつき、タイブレークに。延長十回無死二、三塁とし、足立の左犠飛で1点。敵失で1点を加え、1死満塁から松井の中前2点適時打でさらに加点するなど一挙5点で試合を決めた。
15日の結果
▽2回戦
○…岡崎…○
国府
000000300|3
000000002|2
豊田北
(国)栗下、中村烈、中村真-松山(豊)青木、市川、武田-二村
半田商
000000|0
130042X|10
福江
(六回コールド)
(半)野田、加藤-岳野(福)北河-小久保
豊橋東
000010300|4
13500100×|10
安城南
(豊)三浦、小川、樋口-村田(安)米津、福沢、米津-斎藤
○…豊田…○
小坂井
003000110|5
300000000|3
愛西工
(小)中嶋、伊藤-中村(愛)高山、川村-生川
時習館
010310000|5
000100000|1
岡崎西
(時)北原、一ノ瀬-中村(岡)大野、井上-森冨
○…刈谷…○
名古屋南
00000000|0
10011004X|7
渥美農
(八回コールド)
(名)熊切、榊原-加藤、井上(渥)西山、渡會-夏目
○…熱田…○
豊橋中央
2010001105|10
0003020002|7
岡崎
(延長十回タイブレーク)
(豊)深田、内山、前島、足立-藤森(岡)坂田、那須-藤田
【本】古川(豊)
【半田商―福江】一回裏福江2死三塁、鈴木遊の適時打で先制のホームを踏む川崎
敗戦し、ベンチ前に整列する豊橋東のナイン