「第105回全国高校野球選手権愛知大会」は22日、4回戦の残り6試合があった。東三河勢は蒲郡と国府が16強を目指したが、いずれも競り負けた。23日は5回戦。豊川が半田と、新城有教館が中京大中京と、豊橋市民球場で対戦する。
【取材班】
蒲郡は半田と対戦。8点をリードされて迎えた六回、先頭の伊藤が三塁内野安打で二塁に出ると原田が右前打でかえしてまず1点。2死一、二塁から代打した木谷が左中間2点三塁打を放って2点を追加するなどして計6点を挙げ、2点差に詰め寄った。その後点差を広げられたが最終回、四球の吉田を伊藤が左中間二塁打でかえす粘りを見せた。
蒲郡談話
大谷卓司監督
点差が離れていてもチームの雰囲気は明るかった。選手たちが「あきらめない野球」を体現してくれて、すごいチームだと思った。
松橋航太主将
中盤から苦しい展開が続いたが、全員が声を出して、チーム一体となって戦えた。来年はベスト8を達成してほしい。
国府は名経大市邨に対し三回、先頭の桂野が左前打で出塁。1死一、三塁で内野ゴロの間にかえって先制した。先発栗下は六回まで散発3安打に抑える好投を見せたが七回1死から連続安打を浴びて1失点。八回は2死二塁からの内野安打で走者が一気にかえりさらに1失点。国府は七回には1死満塁の好機を作るなど、何度か得点圏に走者を置いたが、あと一打に泣いた。
国府談話
小林雄監督
先制したが、2点目につながらなかった。来年は2年生を鍛え直していきたい。
松山真二主将
最後まで全力でやれたので、悔しいが楽しかった。後輩たちには頑張ってほしい。
22日の結果
▽4回戦
○…岡崎…○
半田
100125011|11
100006001|8
蒲郡
(半)河村、石原―中村(蒲)酒井、平方、山中、荒島、安達―吉田
○…刈谷…○
国府
001000000|1
00000011×|2
名経大市邨
(国)栗下―松山(名)西村―川崎
【半田―蒲郡】力投する蒲郡先発の酒井
【国府―名経大市邨】七回裏、同点に追いつかれマウンドに集まる国府内野陣=刈谷球場で