8月6日に「神野新田物語」の最終話公演を上映

2023/07/23 00:00(公開)
左から兵藤さん、木所さん、鳥居さん、亀田さん=東愛知新聞社で
 アマチュア劇団「ひとすじの会」(宮下孫太朗会長)が演じた歴史群像劇「神野新田物語」の最終話「戦争を生きぬいて」の公演が映画化された。20日、杉浦博人制作部長や神野三郎を演じた鳥居秀行さん、妻りきを演じた木所和代さんらが東愛知新聞社を訪れ、PRした。
 1932~58年が舞台。金融恐慌のあおりを受けた明治銀行の経営危機と新田への影響、日本人造羊毛株式会社の誘致と反発、戦争の影響で揺れる農家、戦後の農地開放が描かれた。
 映画は昨年12月公演の映像。杉浦制作部長は「舞台を見逃した人は、この機会に。大人から小学生まで広く見てほしい」と語った。偕楽亭のウエートレスや神野新田の事務員を演じた兵藤さくらさん(11)は「今の神野新田ができるまでにどんなことがあったか、多くの人に知ってほしい」と話した。戦時中の少年を演じた亀田櫂人さん(12)は「戦死したと思われていた兄が帰ってきたシーンが見どころ」と語った。
 「穂の国とよはし芸術劇場プラット」主ホールで8月6日午前11時と午後2時から上映される。申し込み不要、入場無料。3世代で一緒に来場した人には、今後公演予定の続編のペアチケットをプレゼントする。チラシ付属の抽選券でDVDプレーヤーなどが当たる抽選会もある。
 チラシはプラットや豊橋市内市民館などで。問い合わせは、ひとすじの会の杉浦さん(090・6595・0926)へ。
【岸侑輝】
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