【豊橋市長選】次期候補に臨むまちの声〈下〉

2024/11/02 06:00(公開)
子育てや教育の充実に有権者の関心も集まる

飲食店経営 河合聡毅さん(52)

 

 駅周辺や商店街、国道1号や23号の沿道を中心としたまちの活性化を進めてほしい。現状では立地がよく、伝統や名物が豊富にそろっている豊橋の持つ潜在能力を生かし切れていない。もったいないことだと思います。市民として豊橋の暮らしには満足していますが、地域外から遊びに来たいと思えるまちをアピールするにはパンチ不足です。東三河の中心として、豊橋駅周辺はにぎわいのある都会らしさがほしいです。  (小向町)

 

専業主婦女性(60代)

 

 子育て教育の施策とともに「人」に目を向けた政策を期待します。保育士や幼稚園教員の職場環境や給料など処遇の改善が必要です。子育てへの助成など子どものためになる施策があればいいと感じます。投票には行くつもりです。これから各候補の政策を吟味して備えたいと思います。(牟呂市場町)

 

大学生男性(20代)

 

 プロバスケットボールの「三遠ネオフェニックス」は盛り上がっているようですが、新アリーナについてはよく知りませんでした。スポーツイベントは盛り上がりそうなので率直に賛成です。

 

 一方、豊橋駅前の中心街は人の流れに関して少し盛り上がりに欠ける気がします。ショッピングやレジャーの施設が少なく、遊ぶなら名古屋市や浜松市を選ぶことがあります。一部本数が少ないバス路線を充実させてほしいです。個人的には運賃の負担が少し重く感じます。

 

 学ぶ環境は整っていると思います。まちなか図書館はおしゃれで駅にも近く便利です。大学の仲間には奨学金利用者もいます。卒業後の返還負担を軽減できたり、市独自の給付を充実させたりする支援策を考えてほしいですね。 (天伯町)

 

会社員女性(46)

 

 豊橋市は新幹線や在来線が集まるターミナル駅があります。農商工の産業バランスもよく、暮らすには満たされたまちだと思います。

 

 一方、若者が働く場所や職種などが限られている気がします。大学卒業時の就職や、転職などで大都市圏に転出した若者が将来、Uターンできる多様な雇用環境を整えてほしいですね。地元で働く選択肢がないと人口流出は避けられません。

 

 子育てした経験上、同世代から公立保育園の利用調整や放課後児童クラブの運営面での苦労を聴きました。共働きの親は中心街での入園を望むのですが競争率が高い。児童クラブも運営主体や保護者の負担も異なる。より地域の実情に合った運営が求められます。公立と私立の運営主体の壁を越えた連携ができれば満足度は高まるのではないでしょうか。(魚町)

 

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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