「七福神踊り」披露に心も躍る

2023/09/25 00:00(公開)
祭りの開催に向けて意気込む七福神の踊り手=蒲郡市清田町橋詰で
30日から蒲郡の石山神社祭礼

 蒲郡市清田町橋詰地区の住民でつくる「橋詰七福神保存会」は、町内の石山神社で4年ぶりに開かれる祭りに披露する「七福神踊り」の練習に取り組んでいる。
 祭りは例年、10月第1土曜、日曜日に橋詰地区を含めた町内4地区が集結し、チャラボコ太鼓の演奏や獅子舞を使った神楽の披露、手筒花火の奉納などがある。地域住民をはじめ、市内外の人も見物に訪れる。新型コロナウイルスの影響で2020年から中止が続いたが、今年は30日に宵祭りが、10月1日には本祭りが実現する。
 七福神踊りは大正時代の初期から始まったとしている。しかし、1959年の伊勢湾台風後に途絶えた。祭りは面を飾るだけの参加だった。97年に、保存会の渡辺和広会長(60)が「面があるのに何で踊らないの」と思い、地域活性化と住民同士の交流などを目的に、有志を集め復活させることにした。
 当時を知る人が少ないことから、踊りを披露する三谷や形原、竹島、竹谷の地域を見学して参考にしながら、2000年に復活した。福禄寿、寿老人、恵比寿、大黒、布袋、毘沙門と、弁財天が化けた白狐の役の踊り手がつえと鈴、綱を使った踊りを披露する。宮入の際、100段以上ある神社の階段を踊りながら上がる姿が見どころだ。
 現在、保存会では10~60代の住民約20人が活動している。今回、メンバーは6月から毎週土日の夜に集会所に集まり、太鼓と笛を使った演奏担当と踊り手に分かれて練習に取り組んでいる。
 恵比寿役の小田泰聖さん(19)は「みんなの笑顔が久しぶりに見られることが楽しみ。また、初めて手筒花火にも挑戦します」と笑顔で話した。
 渡辺会長は「楽しみでしょうがない。これからも、踊りなどを通じて地域のつながりを大切にしたい」と述べた。
 30日は午後4時の集会所と同5時10分に神社で、10月1日は午前9時と同10時の集会所と正午からは神社で踊りを見ることができる。
【林大二朗】
暗い中でも練習に励む
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