新豊根ダム完成50年祝い式典

2023/11/19 00:00(公開)
伊藤村長や児童らによる記念植樹=豊根村民ホールで
 豊根村古真立の新豊根ダム完成50年を記念する式典が18日、村民ホールで開かれた。関係者で半世紀の歴史を振り返り、地域の発展を祈願した桜の記念植樹があった。
 天竜川水系の大入川に1973年8月に完成した。当初は発電用だったが洪水があったことを受け、治水機能も加えた。総貯水量は5350万立方㍍。揚水発電している。
 式典は国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所を事務局とする実行委員会が主催。東愛知新聞社など後援。中部地整局の佐藤寿延局長は太陽光発電も採り入れたことに触れ「カーボンニュートラルの時代に新たな役割を担うことができる。今後も地域の財産となるように努める」と述べた。
 国道事務所の名久井孝史所長は、天竜川から豊川(とよがわ)へ導水していること、ダム湖の「みどり湖」でハーフマラソンが続けられることを紹介。電源開発佐久間電力所の長屋繁所長は約50年間で累計2597万㍋㍗以上の発電実績があることを報告した。
 式には伊藤浩亘村長や村民、根本幸典衆院議員(愛知15区)、浜松市の中野祐介市長、水没地区出身者ら約130人が出席。岐阜県の御母衣ダムの水没地で生息していた荘川桜の子孫となる苗木を、代表者が植樹した。式典冒頭、地元の下黒川花祭保存会が榊鬼の舞を披露した。
【安藤聡】
下黒川花祭保存会による舞
完成50年を迎えた新豊根ダム(提供)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 藤城建設 住まいLOVE不動産 光生会 さわらび会 蒲郡信用金庫
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国