新城市民病院「移転新築」へ

2023/12/03 00:00(公開)
移転新築の再整備方針が決まった新城市民病院
 新城市は、老朽化が進む市民病院の再整備方法を「移転新築」で進めることを決めた。今後候補地を探す。
 職員らでつくる内部検討会は2022年度に協議。現在の診療科と施設を維持する条件で「移転新築」「現地建て替え」「既存施設の改修」で検討した結果、工期や診療への影響などから「移転新築」が最良と結論づけていた。市はこれを元に8~9月にパブリックコメントを募集。24件の意見があり、11件が移転新築に賛同した。中には元県立新城東高校の用地利用を薦める意見もあった。3件は、現在地での建て替えや施設と診療科目の充実を訴えた。
 市民病院担当者によると今後、候補地の選定や基本構想、基本計画を策定する。候補地は県と調整する。
 新城市民病院は1945年に開院。現在の建物のうち西病棟は82年、リハビリ病棟は87年、MRI棟は88年に完工。その後、南病棟が93年に、北病棟が95年に、外来棟が96年に増築された。22年度に策定した「公立病院改革プラン」で「建物と設備の老朽化が進み、再整備が課題」としていた。
【安藤聡】
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