優先交渉権者に竹島開発 蒲郡市竹島水族館コンセッション

2023/12/05 00:00(公開)
提案内容のイメージ図(提供)
蒲郡市は、民間のアイデアや資金を活用し「竹島水族館」をさらに魅力的な施設にする「市竹島水族館コンセッション」の優先交渉権者として竹島町の「竹島開発」を選定した。
 水族館は2006年から指定管理者による管理運営を開始。17年、耐震改修リニューアルをした後、当初想定以上の人気で来場者数が増えた。
 市は需要が高まっている現状を機に、水族館を中心に竹島エリア一体の魅力を向上させ、観光事業を一層盛り上げていく必要があると考えた。民間の発想や投資で施設の整備など促進につなげようと、コンセッション方式を採用した。
 今年9月から事業者を募集した。選定委員会はプレゼンテーション内容などから審査し、決定した。竹島開発は、水族館に隣接した商業施設「竹島パルク」を管理していた団体。水族館を経営する「竹島社中」と建設会社「鈴中工業」が協力企業として参加する。
 提案は、隣接するパルクを解体した後、跡地を活用して新館を建設▽深海魚を展示する巨大な水槽の設置▽イベントスペースなどを設け、市外の人が交流できる場所にする―など。
 水族館を所管する観光まちづくり課の担当者は「多く観客が訪れる場所なので、話題性や注目度が上がることを期待しています」と話した。
【林大二朗】
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