来年１月30日に凱旋大会

　豊橋市出身のプロレスラー、豹さん（26）が所属する団体「ドラゴンゲート」の大会で優勝した。来年１月30日、「ロワジールホテル豊橋」で凱旋（がいせん）大会が開かれる。
　12日、近藤修司市議とともに東愛知新聞社を訪れ、意気込みを語った。
　豹さんは市立高師小学校、本郷中学校、県立豊橋南高校と進み、卒業後すぐにドラゴンゲートに入門した。「同級生で就職したのは２人しかいなかった」と振り返る。高校にプロレス部はなかったため、柔道と総合格闘技で体を鍛えていた。
　華やかなリングに憧れて門をたたいたが、１年半は地道なトレーニングばかり。よく眠れないこともあったという。
　だが２０１６年にデビュー。今月５日に後楽園ホールで開かれた大会でチャンピオンのＩＳＨＩＮを破り、２回目の王座に就いた。試合では、ヒールのＩＳＨＩＮが繰り出すラフと正攻法の攻撃をかわし、最後は新必殺技のサムソンドライバーで相手をマットに沈め、３カウントを奪って勝利した。
　チャンピオンベルトを巻いた豹さんは「まだまだ上がいる。古里のみなんさんに見てもらいたい」と意気込んでいる。豹さんの勇姿は、ポスター最上段で「豊橋凱旋」の文字に挟まれている。写真も載せてもらえない選手もいるのだそうだ。「ここに来るまで長かった」と話した。
　当日は午後５時半開場、同６時半試合開始。５月に県体育館であった大会で、団体史上最年少でオープン・ザ・ドリームゲート王座を獲得した菊田円や宿敵のＩＳＨＩＮ、盟友ルイス・マンテらが出場する。前売りチケットは特別ＲＳ席８８００円、指定席Ａ６６００円など。チケットぴあ、ローソンチケットなどで。
【山田一晶】